Tuesday, April 26, 2016

Shrine Gallery - Kameido Katori Shrine 亀戸香取神社

亀戸香取天神 開運・厄除・足腰健康の神様
住所:〒125-0061東京都葛飾区亀有3-42-24
TEL・FAX 03-3601-1418





江戸・東京の農業 亀戸の大根
このあたりで大根づくりが始まったのは、記録によると文久年間(1861~64)の頃とされ、当香取神社周辺が栽培の中心地で、以来、明治時代にか けて盛んに栽培されてきました。当地は荒川水系によってできた肥沃な粘土質土壌であったため、肉質が緻密で白く冴えた肌の大根づくりに大変適していまし た。
 亀戸大根は、根が30㎝程度の短い大根で、先がクサビ状にとがっているのが特長。 明治の頃は「おかめ大根」とか「お多福大根」といわれま したが、大正初期になって産地の名をつけて「亀戸大根」と呼ばれるようになりました。しかし、宅地化が進んだ大正時代の終り頃から産地は江戸川区小岩や葛 飾区高砂などに移っていきました。
 秋から冬に種をまいて早春に収穫となる亀戸大根は、当時は他に大根などの全くない時期で、新鮮な野菜の出始めの頃なので根も葉も共に浅漬けにして美味しいことから、江戸っ子から大いに重宝がられました。
平成9年度JA東京グループ
農業共同組合法施行五十周年記念事業

The AGRICULTURE OF EDO & TOKYO
Kameido Daikon
Cultivation of Daikon (Japanese radish) in this district dates back to the years 1861-1864. With its center around the area of this shrine, it had been abundantly grown toward 1900s. The fertile clay soil formed by the   Arkawa River was just fit for its production.
Sown in fall to winter, the Kameido Daikon was harvested and shipped in early spring when the supply of fresh vegetables became scarce. Root and leaves were all eaten as fresh tasty pickles and relished by all the Edoites.
江東区指定有形文化財(絵画)

紙本淡彩道祖神祭図 歌川広重筆 一幅
 、道祖神祭図は、本紙を掛け軸に表装したものです。本紙は縦33.6㎝横40.6㎝。表装は縦158.0㎝横47.0㎝です。
 香取神社の道祖神祭は毎年正月14日氏子の子供たちが宝船をかつぎ、亀戸から両国辺りまで練り歩いたもので、享保の頃から始まり、明治初期まで続きました。その光景は「江戸名所図会」の挿絵に載せられ、「東都歳時記」にも記載されています。本図は人物や宝船を墨で描き、朱、青で淡彩を施しています。作者は浮世絵師・歌川広重(1797年~1858)で、嘉永5年(1852年)以降、広重の円熟期に描かれた作品とみられます。
 本図は江戸時代の香取神社の古い行事の様子をよく伝え、作者が著名な広重であること、また戦災を免れて区内に伝えられたことなどから、貴重な作品といえます。
      平成9年9月  江東区教育委員会


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