南極観測で働いたカラフト犬の記念像 1959年 公益財団法人日本動物愛護協会 |
1956年11月 南極観測隊にソリ犬として同伴しその功績は大きかった 1958年 2月 観測隊の引きあげのとき15頭に鎖につながれたまま残された 1959年 1月 第三次観測隊が奇跡的にも生存していたタロー、ジローの2頭を発見収容したが他の13頭は餓死したものと思われる |
カラフト犬の全体像 |
5月15日に多大な抗議の中で撤去された 移設先は国立極地研究所(東京都立川市)になりました |
南極観測隊カラフト犬(タロ、ジロ等)記念銅像移転について、公益財団法人日本動物愛護協会から以下の知らせがありました。
しかし、なぜ使わなかった犬達を鎖に繋げなければいけないでしょうか。自然に放した方はまだ良かったのではないでしょうか。餓死しただろうと思ったのは当然でしょうし、タロとジロはどうやって生存したかも謎ですね。ひょっとしたら、生き残りをかけて熾烈な戦いがあり、勝ったものはほかのものを食べてしまったかもしれません。その場合、骨くらいは残っているはずですが。南極観測隊カラフト犬(タロ、ジロ等)記念銅像移転のお知らせ2013年5月14日
日本の南極観測で活躍し、殉難したカラフト犬を慰霊し、広く国民に動物愛護思想の普及啓発を図るため、南極観測隊カラフト犬記念銅像が、日本電波塔株式会社(東京タワー)のご厚意により敷地の提供と管理を受け、東京タワー入り口に設置されてまいりました。
このほど、カラフト犬のモニュメントが、敷地の整備事業のため、移転することとなりました。
この15頭のモニュメントは、設置以来、半世紀以上にわたり、東京タワーを訪れる多くの皆様に親しまれてきました。また、動物愛護活動のうえでは、歴史的なシンボルともいえます。
長年にわたる皆様のご愛顧と、日本電波塔株式会社のご協力に深く感謝申し上げ、ここに謹んでお知らせいたします。
なお、移転先は現在折衝中ですが、東京都内を予定しておりますので、またお会いいただけることと思います。申し訳ありませんが、移転先の発表まで少しのあいだお待ちください。
公益財団法人日本動物愛護協会
記念像跡地の現在の様子 |
より広角で見る光景 55は東京タワーが開業55周年であること 丁度東京タワーのペンキ塗り替えの時期で、足場が見える |
さて、東京タワーのペンキの塗り替え、さぞや最新機器を駆使しているとお思いでしょうが、実は、第一回目のペンキの塗り替え時と同様に、職人さんが刷毛(はけ)・ローラー・ペンキ缶の“塗装三種の神器”でもってペタペタと叩き付けるように塗っていくのです。その理由は2つあります。まず、飛沫の問題。なにせ高所での作業ですから、スプレーなどを使うと、その飛沫が風に乗って周囲を汚してしまう恐れがあるのです。
もうひとつは、これまでに塗ったペンキと新しく塗るペンキの相性の問題。ふつうペンキを塗り替えるときは一度古いペンキを掻き落としますが、それをやると、どうしてもパラパラと塗膜が下に落ちてしまい、周囲を汚します。ですから、重ね塗りということになります。それで第一回目に塗ったペンキと同じ成分のペンキをいまなお同じ方法で塗り続けているのです。
一回に塗るペンキの厚みが約1㎜。それを9回繰り返しているわけですから、計算上はいまペンキの厚みは9㎜。東京タワーは完成時より9㎜太っていることになります。
この章の最後に興味深い話をもうひとつ。東京タワーの塗装面積は9万4,000㎡。使用するペンキの量は3万3,000ℓ。容量18ℓの一斗缶にしてなんと約1,833缶分。これを縦に積み上げていくと約640m。東京タワーの約2倍もの高さになります。
No comments:
Post a Comment